プレオープンによせて
私もそう思っています
はじめまして。当サイト「介護ん!」運営責任者の井上きよみです。
ここをご覧になられた皆様の第一感想は、きっと
「えっ? たったこれぽっち?」
でしょう。「岡山県内の介護・シニア・福祉情報の総合情報サイト」と書いた私自身でさえも、今はそう思っているのですから。
プレオープンに踏み切った理由
それでも、私はできるだけ早く、このサイトをオープンさせたいと思いました。
なぜなら、サイトの存在を、そして私たちの活動を、少しでも早く、多くの方々に知っていただきたいからです。
私自身、2年半前まで介護とは全く無縁の生活を東京で送っていました。すでに母は認知症、父は脳梗塞の後遺症で半身が不自由であったにもかかわらず、です。「そのうちに親の介護を」と思いつつも、私にとっての「介護」とは、まだ将来のぼんやりとしたものでした。
それでも、何らかの情報を得ておこうと、何度かネット検索をしましたが、地元の有益な情報を得られることはなく、それがさらに私から介護を遠いものにしていました。
しかし、「その時」は突然やって来ます。
いきなり介護の渦中に放り込まれ、地元岡山県に戻って来たものの、行政の窓口からも知り合いからも思ったほどの情報を得られず、母も私も苦しい思いをしました。
あまりにも「口コミ」に頼る部分が多く、その口コミを運良くキャッチできるかどうかで、その後の生活まで大きく左右されてしまう、と言っても過言ではありません。
−−何で、「私の知りたい」情報が得られないのだろう?
2年以上苦労して、やっとその答えが見つかりました。
−−情報がないなら、自分で集めればいい。
そして集めた情報を、広く公開すれば、誰かの役にも立つ。
私が知りたいのは、「生きた」「顔の見える」情報です。
そして、それは私だけでなく、多くの介護家族が欲していることもわかりました。
こうして、私たちの小さな小さな試みが始まりました。
今はまだ「たったこれだけ」ですが、いつか、それもできるだけ早く
「この情報が役に立った」
と一人でも多くの方に喜んでいただき、地元岡山県に何かしらの貢献ができるよう、がんばっていきます。
どうして「介護ん!」?
介護とは、やはりある意味、厄介なもの。そして、お金もかかることです。
でも、生きる喜びや命の尊さに触れたり、優しい心が芽生えたりと、いいこともいっぱいあります。
そんな時、ふと、「カネゴン」が頭をよぎりました。
そう、ウルトラQに出てくるコイン怪獣です。
何となく憎めない、ユーモラスな怪獣。
そこから「介護ん!」(「かいごん」と読んでください)を思いついたのです。
介護という厄介を「ん!」でユーモラスで楽しいものに。
そんな風に思えるといいなあ、という私の願いです。
「介護ん!」の近未来像
たった6件のデイサービスセンターと、1件のシニアショップの紹介から始めた「介護ん!」。
岡山県という地域密着にこだわりながら、情報を拡充していきます。
なぜ、地域密着かといえば、施設やモノの選び方・知識は、書籍や他のネット上のサイトからでも得られますが、自分たちが実際に利用する「場」の情報は、あまりにも少ないからです。
まず、この4月末までに岡山市・倉敷市とその周辺部のデイサービスセンターを中心に、50件を掲載する予定です。
その後、老人ホーム、グループホーム、デイケアセンター、小規模多機能センターや訪問系の事業所などを、そしてエリアも県央から県北に拡大していきます。
また、介護やシニアに役立つ生活情報、例えば、介護用品、住宅リフォーム、遺言・相続などの情報も充実させていきます。
私たちが「介護家族」であることを活かし、「もしも家族が」「もしも自分が」という視点を忘れずに、役立つ情報の収集・掲載を続けていきたいと考えております。
皆様からのご意見・アドバイスや、「こんなことが知りたい」「ここがわからない」といったご要望も、どんどんお聞かせください。
「岡山県の介護情報ならココじゃ〜!」と、言っていただけるサイトを目指します。
株式会社ハートバード 代表取締役
非営利団体 心の鳥 代表
井上きよみ
